JA三重南紀統一選果場で青梅「南高」の選果がピークを迎えている。今年産は、病害虫の被害も昨年に比べ少なく、きれいな仕上がりだ。サイズは2L・Lが中心。主に県内の市場と豊田市場へ出荷され、初売りは1㌔310円前後で取引された。
青梅は6月中旬までに100㌧、漬け梅は6月中旬から6月末までに40㌧が選果される予定で、合わせて140㌧の出荷を見込んでいる。
昨年は和歌山の漬け梅が豊作だったため、今年産は漬け梅の需要が減ると予想されることから、同JAでは生産者に対し「できるだけ青梅で出荷してほしい」と呼びかけている。
選果場の和田慎一郎場長は「漬け梅も高品質のものを生産し、有利販売をめざしたい」と話す。