JA三重中央会とJA鈴鹿は14、15日の2日間、親子体感食育フェスティバルを開いた。同イベントは2005年から毎年行っているもので、今年で9回目。JA鈴鹿との共催は初めてだ。
鈴鹿市内の小学生3・4年生とその保護者を対象に開催し、両日合わせて28家族、56人の親子が参加した。
同中央会くらしの活動推進部の葛西善廣部長が「野菜の収穫や調理を体感しながら食と農の大切さを感じてほしい」と挨拶した。
イベントでは、グループに分かれて同JAの畑でダイコン・ハクサイ・キャベツの学習と収穫体験をした。その後、同JAファーマーズ・マーケット果菜彩鈴鹿店で豚汁の材料を調達し、鈴鹿市文化会館で豚汁を作った。14日は鈴鹿短期大学の福永峰子教授、15日は同大学の乾陽子助教が指導し、グループ対抗で豚汁の出来栄えや味を競うコンテストで盛り上がった。食育に関する学習やクイズも行い、参加者はバランスの良い食事や鈴鹿の食材などについて学んだ。
参加者は「収穫した野菜を使った豚汁がおいしかった。普段なかなか聞けない野菜の話を聞けて、親子でふれあう良い機会だった」と話した。