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Channel: 三重県あぐりニュース – JA三重中央会
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「三重なばな」甘味強く味良好【JAいがほくぶ】

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伊賀市では、特産野菜の三重なばなの出荷が始まっている。三重県はナバナの出荷量が全国一位で、伊賀地域でも栽培が盛んだ。
 今年は11月中旬ごろから出荷が始まり、現在は200㌘あたり約190円で販売されている。JAいがほくぶの中川真一営農指導員は「今年は、夏の暑さや台風などで生育が遅れているが、甘みが強く味はおいしい」と太鼓判を押す。生産農家の南友照さんは、「炒めても茹でてもおいしいが、これからの季節は鍋に入れるのがおすすめ」と言う。

現在伊賀地域のなばなの作付面積は5.3ヘクタールで、57人の農家が生産している。ピークは来年2月ごろで、1日100ケース(1ケース=4キロ)が出荷される。昨年度のなばなの出荷量は19.9トンで今年度は20トンを目指している。


写真=ナバナを収穫する南さん


【動画】第43回日本農業賞県代表表彰式

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写真=三重県代表の表彰を受けた藤田克己さん㊥と岸本局長㊧ら

JA三重中央会とNHK津放送局は、津市で第43回日本農業賞三重県代表表彰式を開いた。個別経営の部で、県代表として選出された、いなべ市藤原町藤田克己さん(58)を表彰した。

藤田さんは、水稲、麦、大豆、そばなどの栽培に取り組む。高齢化の進展や、日照時間が短く収量確保が困難な山間地域で土地利用型農業を行っている。そばの生産振興やそば打ち体験などを通した消費者との交流事業、6次産業化など、社会的取組にも寄与したことが評価された。
 NHK津放送局の岸本多万重局長は「第一次産業を支える皆様に対し、私どもも地域の活性化につながるよう貢献していきたい」と激励した。
 藤田さんは「地道に取り組んできたことが評価され、今後の励みになる。地域の方と農地を守るため、若い方にも農業の魅力を知っていただき、後継者づくりにも尽力していきたい」と喜びを語った。

美旗メロン地域団体商標に登録【JA伊賀南部】

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写真=地域団体商標の登録賞を手にする山崎部会長㊥と辻村組合長㊨、亀井市長(左から2人目)ら

JA伊賀南部美旗メロン部会が、販売力の向上を目指して昨年12月に特許庁に出願していた「美旗メロン」の地域団体商標登録が認められた。部会員3人と同JAの辻村和郎組合長、営農担当職員らは11月下旬に名張市役所を訪れ、亀井利克市長に報告した。

地域団体商標登録は、地域ブランドを適切に保護することと地域ブランドの育成を目的に、2006年に導入された制度。登録件数は全国で約500件。
 三重県では、松阪牛や伊勢茶などがあり、今回で14件目。伊賀地域では伊賀くみひも、伊賀焼に次いで3件目、メロンでは、北海道のJAとまこまい広域の「ほべつメロン」などに次いで全国で3件目の取得となった。

美旗メロンは現在、部会員11人が、同市美旗地区と周辺地域で、青・赤果肉の2種類を栽培している。部会が定める栽培管理を守り収穫されたものを「美旗メロン」ブランドとして販売している。芳醇な香りと糖度が15度以上と高いのが特徴だ。毎年、7月中旬に同JAのカントリーエレベーターで部会員が直売を行っている。販売期間がお中元のシーズンとも重なることから、2Lサイズ(1・5~1・7㌔)など贈答用としても人気で、毎年完売している。昨年は栽培面積が80㌃で、8000玉を販売した。最近では、メディアに取り上げられることも増え、県外からの購入客も多い。

地域団体登録の報告を受け、亀井市長は「今後は販路の拡大や新規就農者の獲得をJAとともに取り組んでいきたい」と話す。 同部会の山崎晃路会長は「取得により全国に発信するきっかけとなった。ブランドイメージに恥じない良い品質のメロンをつくりたい」と意気込みを話す。
 美旗メロンの栽培は、1995年に公民館のサークル活動として始まった。その後、栽培技術の向上に伴いハウス栽培へと発展し、05年に同JAで部会を発足し、地域の特産品を目指して活動を本格化してきた。

伊勢市伝統野菜あさま小菜が出番【JA伊勢】

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写真=「あさま小菜」の集荷風景(伊勢市一宇田町の一宇田町公民館で)

JA伊勢管内の伊勢市四郷地区で、同地区の伝統野菜「あさま小菜」の出荷が始まった。
 「あさま小菜」は、伊勢市内でも寒冷地となる同地区で古くから栽培されているアブラナの一種。シャキシャキとした食感が特徴で、同JA管内では現在18人の農家が約1ヘクタールで栽培しており、漬物にしてご飯や雑煮のお供にするなど親しまれている。

今年の出来について同JAの担当者は「あさま小菜は生育時期に霜が降りると柔らかく風味も増すが、今年は例年よりも早く霜が降りるなど天候にも恵まれ、生育は順調。品質や見た目、味、ともに良い」と自信をのぞかせる。また「四郷地区の伝統的な野菜として生産量の確保とともに、消費者へのアピールにも努めていきたい」と意欲を見せる。

出荷作業は来年の3月上旬まで続き、出荷された「あさま小菜」は、業者によって漬物に加工され、県内外で販売される。

「三重いちご」共進会

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写真=香りや食味を比べる審査員

クリスマスや年末年始の需要期を迎え、県内各産地で「三重いちご」の出荷が増加するなか、三重県園芸振興協会(事務局=JA全農みえ営農対策部)は12日、JA伊勢玉城支店で、第27回三重県いちご共進会を開いた。最高位の農林水産大臣賞に、度会郡玉城町の岩崎稔さん(JA伊勢)の「かおり野」を選んだ。

栽培技術の向上で、消費者が望む高品質でおいしいイチゴ生産を推進するとともに、消費拡大をはかり産地を振興しようと、毎年開いているもの。共進会には、JA集荷場に出荷されたイチゴを抽出して出品した。
 今年は県内9JAから「章姫(あきひめ)」「かおり野」「紅ほっぺ」など4品種、122点が出品された。三重県中央農業改良普及センター地域農業推進課の宇田孝彦課長を審査長に、県関係機関や流通関係者などの専門家4人と消費者代表5人が、形や色、食味、香り、糖度などを審査した。今年のイチゴは、病害虫の発生も特になく順調に生育し、11月上中旬から県内・中京市場で販売が始まっている。出荷量も順調で、生産量は平年並みを見込んでいる。
 各賞の表彰式は、来年6月に志摩市内のホテルで開く予定だ。

宇田審査長は「生産者が天候に合わせて栽培したことで、立派なイチゴになった。昨年と比べても甘いイチゴになったので、消費者にも楽しんでもらいたい」と話した。

三重県では、特に南勢地域でイチゴの生産が盛んで、2012年度で76ヘクタールの栽培面積があり、2130トンを収穫した。農家の作業軽減のための高設栽培の導入が進んでいる。08年には新品種「かおり野」が開発され、作付面積もJAグループ出荷の30%と順調に伸びている。

JA全農みえでは「かおり野」の粉末を使った農商工連携にも取り組んでおり、伊勢市のおかげ横丁でらくがんが販売されている他、来年2月には「かおり野」入りの菓子パンを販売する予定だ。

そのほかの主な入賞者は次のとおり。かっこ内は品種、住所。
▽農林水産省東海農政局長賞=梶間泰(章姫・松阪市)
▽三重県知事賞=中村芳子(章姫(簡素化)・多気郡大台町)

【動画】国民集会とデモ行進で現場の声訴え

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今月3日に開かれた「TPP決議の実現を求める国民集会」に、三重県からJA・連合会の役職員らが参加した。東京都千代田区の日比谷野外音楽堂には、全国から農家やJA関係者ら3500人が集結した。環太平洋連携協定(TPP)交渉について、参加者は、農業や医療などさまざまな分野が連携し、反対を訴え続けることを確認した。

JA三重中央会の奥野長衛会長は「TPPは医療や保険にも関わることで、農業だけの問題ではないと改めて感じた。今日の会場でもこれだけ不安の声が大きいのに、年内妥結はあり得ない」と語気を強めた。


写真=ガンバロー三唱

集会後には、日比谷野外音楽堂から永田町まで、約1.7キロをデモ行進し、国会のTPP決議の順守を訴えた。


写真=デモ行進でTPP決議の順守を訴えるJAグループ三重の参加者ら

親子体感食育フェスティバル

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JA三重中央会とJA鈴鹿は14、15日の2日間、親子体感食育フェスティバルを開いた。同イベントは2005年から毎年行っているもので、今年で9回目。JA鈴鹿との共催は初めてだ。
 鈴鹿市内の小学生3・4年生とその保護者を対象に開催し、両日合わせて28家族、56人の親子が参加した。

同中央会くらしの活動推進部の葛西善廣部長が「野菜の収穫や調理を体感しながら食と農の大切さを感じてほしい」と挨拶した。
 イベントでは、グループに分かれて同JAの畑でダイコン・ハクサイ・キャベツの学習と収穫体験をした。その後、同JAファーマーズ・マーケット果菜彩鈴鹿店で豚汁の材料を調達し、鈴鹿市文化会館で豚汁を作った。14日は鈴鹿短期大学の福永峰子教授、15日は同大学の乾陽子助教が指導し、グループ対抗で豚汁の出来栄えや味を競うコンテストで盛り上がった。食育に関する学習やクイズも行い、参加者はバランスの良い食事や鈴鹿の食材などについて学んだ。

参加者は「収穫した野菜を使った豚汁がおいしかった。普段なかなか聞けない野菜の話を聞けて、親子でふれあう良い機会だった」と話した。


写真=畑で大根を収穫する子どもたち

来年の着果へブドウ剪定講習会【JA伊賀南部】

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JA伊賀南部は、美旗地区と青蓮寺地区のぶどう園で来年度の栽培に向けて、ブドウの剪定講習会を開いた。
 ブドウの剪定は、樹の形を整えることでバランス良く枝を配置する。古い枝を新しい枝に交換し、実を安定して着果させるための大切な作業の一つだ。

青蓮寺地区のぶどう園で剪定講習を行った三重県中央普及センターの鈴木孝明主幹は、「枝が伸びて混み合う前に、計画的な間伐で樹幹の広がりに余裕を持たせてほしい」と呼びかけ、生産者と剪定の手順を確認した。
 参加した生産者は「新しい技術を身につけて今後の栽培に活かしたい」と話した。

同JA管内では、両地区でブドウの栽培が盛んで、美旗地区では8月初旬から9月下旬までデラウェア・ハウス巨峰・露地巨峰などを栽培する。今年は13トンを県内外に出荷した。青蓮寺地区では、青蓮寺湖観光村ぶどう組合がぶどう狩りを行っている。


写真=枝の剪定方法を確認する参加者


大台厚生病院の新築移転へ2町と調印

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写真=調印書を手にする斎藤理事長(中央)と尾上町長(左から3人目)、谷口町長(同5人目)ら

JA三重厚生連は25日、大台厚生病院の新築工事にかかる調印式を津市のJA三重ビルで行った。JA三重厚生連の斎藤義則理事長と大台町の尾上武義町長、大紀町の谷口友見町長が「大台厚生病院の新築移転に関する基本協定書」に署名した。紀勢地域の医療を守っていくため、両町の支援のもと、同病院を新築移転することを取り決めた。

調印式には、三重大学の内田淳正学長と三重県健康福祉部医療対策局の細野浩局長が立会った。両者は基本構想・基本計画策定時から紀勢地域の医療のあり方について助言を行っている。

同病院の新築は、紀勢地域にある大台厚生病院と報徳病院を統合再編し、地域の中核病院として必要な機能を確保することが目的。救急医療体制の整備とリハビリテーションを含めた診療提供体制の充実を図るとともに、診療所の医師との連携を進めるなど、医療提供体制を充実させる。将来に渡って持続可能な、地域医療を地域全体で支える仕組み作りとして、県の地域医療再生計画にも位置付けられている。

建設場所は、現在の同病院から北東に600メートルほど離れた場所。病床数110床と最新設備を備えた地域の中核病院となる。
 同病院は、来年1月8日に起工式を行い、4月から工事に着工、2015年度の開院を目指している。

「自分で考え、人生を楽しむ」新型デイ施設オープン【JA伊勢】

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三重県のJA伊勢は6日、生活リハビリ型の新しいデイサービスセンター「JA伊勢みのりデイサービス」を、伊勢市粟野町にオープンした。見守り型で利用者が集団で一日を過ごすのではなく、自分らしい過ごし方を自由に選択できる体制を取るのが特徴だ。先月24日に竣工式を行って以降、無料お試し期間としてプレオープンや地域住民を対象とした内覧会を実施し、施設の特徴などを紹介した。今月13、14日には利用者の表情や活動状況を見てもらうことを目的に地域住民やケアマネジャーを対象とした見学会も行う。

同施設では、利用者がこれまで培ってきた経験・趣味・特技、やってみたいと思っていたことに挑戦したり、思い出してもらうことができる場所、心身が元気になれる機会を提供し、施設の中だけでなく、日常生活での生きがいにつながるよう支援する。施設には、利用者同士の交流や昼食時などに利用する通所介護スペースのほか、利用者が手軽にいつでも利用できるミニキッチンや、木工・陶芸・裁縫・カラオケなど様々な活動ができる活動室を設け、利用者の多様なニーズにこたえる。利用者の1人は「若いころはよく足踏みミシンを使って裁縫をしたので、昔を思い出した。久しぶりだったのでできるか不安だったが、上手くできてうれしい」と喜ぶ。

同JAは、「組合員及び地域の皆さまの生活を守る」ことを使命の一つに掲げて活動。高齢者支援活動の充実強化に取り組んでいる。現在は、同市上地町に「介護センターひまわり」を運営するほか、管内各地で元気な高齢者や地域の方を対象とした交流会「ミニデイサービス」や「ふらっとほーむ」を開いている。
 施設名の「みのり」は公募で決定した。企画した同JA経営企画部の酒徳雅明部長は「稲穂や果実が実るというJAらしさと、利用者の想いが実るようにという気持ちが込められている。今後も、協同組合活動で組合員及び地域の皆さまの豊かなくらしを築くための活動に取り組んでいく」と話す。


写真=足踏みミシンを使い、昔を思い出しながら裁縫を楽しむ利用者

竹用粉砕機で竹林管理【JAみえきた】

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JAみえきたは、タケノコ生産者に竹用粉砕機の貸し出しを行っている。
 同JA管内では、タケノコ生産者の高齢化や後継者不足で竹林が十分に管理できず、竹の焼却処分も環境問題にもなっていることから、粉砕機のリースを2012年10月から始めた。粉砕した竹は、糖分やミネラル、ケイ酸などを豊富に含んでおり、良質な堆肥として利用ができる。また、チップにするとマルチ被覆材として利用可能だ。

粉砕機のリースは通年利用することができ、利用料は1日5000円(税抜)。粉砕機を利用するには、事前に安全運転講習会の受講することが条件となる。

粉砕機のリースを利用した、桑名市の多賀友行さんは、事前に切り出した竹100本を2時間半かけて粉砕した。「講習会で粉砕機の実演を何度か見学したが、初めて利用した。思っていたよりも細かく粉砕できる。これからも利用したい」と話した。粉砕した竹は、竹林に均一に敷き詰めた。


写真=粉砕機を使って竹を粉砕し、堆肥として利用する

攻めの姿勢で三重県農業の発展へ/JAグループ三重・新春賀詞交歓会【中央会】

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写真=賀詞交歓会であいさつする奥野会長(8日、三重県津市で)

JAグループ三重の新春賀詞交歓会が8日、津市のプラザ洞津で開かれた。県内JAや中央会、各連合会や関係機関の代表者ら約100人が出席。環太平洋連携協定(TPP)交渉や水田農業政策など、JAグループ三重が今年取り組むべき課題を確認した。

JA三重中央会の奥野長衛会長はあいさつで「農地の集積や規制改革など課題はあるが、「国際家族農業年」の今年、家族農業を中心に、攻めの姿勢で発展させていかなければならない」と話した。農地中間管理機構については、円滑な実施に向け、県の後押しを求めた。

今年は同グループが2012年11月の第41回JA三重大会で決議した「地域とともに育む協同」をテーマに、地域の豊かなくらしの実現に向けた活動を実践していく2年目の年。出席者は、協同組合の起源を再認識し、地域から信頼され共存していくJAを目指して、これまで以上に取り組むことなどを確認した。

同交歓会には、三重県の鈴木英敬知事と三重県議会の山本勝議長が来賓として出席。鈴木知事は「農政課題については、現場で混乱がないように国に対しても働きかけていく。昨年は伊勢の式年遷宮もあり、三重の魅力をアピールできた。今年は輸出促進に向け新組織の立ち上げも予定しており、官民挙げて攻めの姿勢で取り組んでいく」と述べ、三重県農業の発展に期待を込めた。

おいしい三重県産米いただきます!キャンペーン開催中【JA全農みえ】

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県産米の消費拡大につなげようと、JA全農みえ米穀課は、「おいしい三重県産米いただきます!キャンペーン」を開始した。
 キャンペーンは、同県が全国に誇る「松阪肉」「伊賀肉」や、県産新品種米の「結びの神」が抽選で合計300人に当たる内容で、全国の取扱小売店やスーパーなどで実施する(=ちらし参照)。応募締め切りは5月9日。

2013年産の豊作による需給緩和や米の消費が減退するなか、県産米のおいしさを知ってもらおうと企画したもの。4月からの消費増税を控え、1月から4月に需要が高まると見込み、5月初旬までのロングランとすることで販売拡大をねらう。

JA全農みえでは今後、「三重のコシヒカリ」「伊賀米コシヒカリ」「結びの神」など県産米の米袋に貼付されている応募シールや店頭POPなどで、消費者にキャンペーンを告知する。
 また、県や米穀卸業者と連携してスーパーなどでの積極的な販売促進活動も行う。2月8日・9日には、イオンモール東員(員弁郡東員町長深)で消費宣伝イベントを開く予定だ。

キャンペーンの問い合わせ先は、JA全農みえ米穀課(電)059‐229‐9084(平日午前9時~午後5時)。

甘くみずみずしい「嬉野大根」出荷目ぞろえ会【JA一志東部】

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JA一志東部露地大根部会は10日、同JA川北集荷場で出荷目ぞろえ会を開いた。部会員はじめ関係者14人が参加し、品質確保に向け出荷規格や集荷体制などを確認した。
 県松阪地域農業改良普及センターが生育状況や今後の管理を指導。市場関係者は市場概況について報告を行った。今年は、播種期から生育初期にかけて、台風や長雨の影響で生育が遅れたものの、生育期間中は、病害虫防除の徹底を図り、生育障害の回避に努めるなど、上々の仕上がりとなっている。

飯田久志部会長は「嬉野大根は、肌の艶が良く、甘くてみずみずしいのが特徴。沢山の消費者に味わってもらいたい」と話す。
 同部会は昨年12月27日から今年度の出荷を始めた。部会員7人が124アールで特産「嬉野大根」を栽培。高齢化で生産者が減る中、近年若手生産者2人が加わり、期待されている。収穫したダイコンは専用の機械で洗い、選別・箱詰めをして同集荷場に持ち込んでいる。出荷時には、部会員の規格・品質の均一を図るために抜き打ち検査を行うなど、市場関係者からの信頼も厚い。出荷量は約40トンで県内を中心に3月上旬まで続く予定だ。

近鉄「つどい」でイチゴ「レッドパール」をPR【JA鳥羽志摩】

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写真=乗客にレッドパールを振る舞うJA職員

JA鳥羽志摩は1月19日、近鉄観光列車つどいの車内で特産品イチゴ「レッドパール」の試食PRイベントを行った。
 つどいは、観光者に伊勢・鳥羽・志摩の魅力に触れてもらおうと、平成25年10月5日から運行を始め、土日祝を中心に伊勢市駅から賢島駅間を平成26年9月28日までの期間限定で往復運行している。大人から子供までが楽しめるフリースペースや、志摩地域の食材を使った一品の振る舞い、特産品販売ができるイベントスペースやバーカウンターを設けてあり、飲食を楽しむことができる。

この日は、同JA職員が「レッドパール」を約250名に振る舞い、JA鳥羽志摩長沢育種苗施設でのイチゴ摘み取り体験来場誘致へ向けチラシや優待券を配布しPRを行った。
 乗車した観光客は、「色がとても綺麗。大粒と聞くと酸味が強いイメージがあったが、レッドパールは香りが良く甘みがあり、食べごたえ十分」と喜んでいた。
 「レッドパール」は、「とよのか」と「アイベリー」を掛け合わせた大玉系品種で、中まで赤く、甘みと酸味のバランスに優れる特徴を持つ。現在、管内で7名の生産者が栽培しており、JA営農担当者は「生産量が少ないが、味に自信を持って勝負している」と太鼓判を押す。

同育種苗施設での摘み取り体験は「レッドパール」のほか、三重県の育成品種「かおり野」も楽しめる。

【JA鳥羽志摩長沢育種苗施設】
平成26年5月頃まで開園中。営業時間9時~16時(要予約)
■問い合わせ:TEL0599-46-0046 志摩市阿児町神明字長沢1605-2(駐車場・トイレ・車椅子専用通路完備)


猿追い払いで被害軽減/伊賀市の集落で獣害対策【JAいがほくぶ】

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写真=集落全体で取り組む獣害対策委員会のメンバー

伊賀市下阿波地区では、地区住民が一丸となった獣害対策で成果を上げている。同地区で耕作地に獣害被害が出始めたのは1998年頃、猿やイノシシ、鹿などが人里に下りてきて、農作物を荒らし始めた。被害は年々深刻化し、特に賢い猿は民家に侵入したり、人を威嚇したりと徐々に人を恐れなくなってきた。

2009年に、有志を中心に獣害対策委員会を発足し、市の協力のもと本格的に獣害対策に取り組むことになった。さらに、地域で一丸となって獣害対策を行うために、住民の意識改革を行った。講演会を開き、獣害対策の知識を共有することで、区民の理解を得て、協力体制を築いた。

具体的な対策は電気柵を備えた防護柵の設置と、徹底的な追い払い。特に悩まされていたサルに効果があったのは追い払いで、これを徹底することでサルの被害が格段に減った。追い払い方法は、サルの出没を花火や爆竹などで知らせ、近くの住民が集まって追い払い隊を結成し、山の奥までサルを追い払うというものだ。棒やパチンコなどで、サルを怖がらせて山の奥まで追い払うのがポイントで、「畑から追うだけでは不十分。山裾に隠れて様子をうかがってまた出てくる」のだという。
 同地区獣害対策委員会代表の森岡文孝さんによれば「サルを傷つけるのではなく、怖がらせることが一番大切」という。徹底的に追い払うことで、サルにこの地域に来たら怖いということを学習させる、賢さを逆手に取った作戦だ。下阿波地区では11年度に徹底的な追い払い作戦を行った結果、12年度にサルが下阿波地区に現れた回数はたった1回と激減した。


写真=防護柵の仕組みや効果について説明する獣害対策委員会の森岡さん㊨と池田薫さん㊧

防護柵と追い払いで、獣害被害が激減したことで、地区では収穫できなかった枇杷の収穫ができるようになったり、放置されていた圃場でそばの栽培が再開されるなど効果が表れてきている。
 現在も、市から逐次伝えられるサルの位置情報などを確認しながら、警戒を続けているという。森岡さんは「獣害対策は地域の理解と継続が必要。今後も地域で団結して続けていきたい」と語った。

「アレッタ」目ぞろえ/頂花蕾の収穫方法や出荷規格確認【JA伊勢】

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写真=出荷規格を確認する生産者ら(伊勢市小俣町のJA伊勢小俣集荷場で)

JA伊勢経済部は、伊勢市小俣町にある同JA小俣集荷場で、「アレッタ」生産者を対象に目揃え会を開いた。
 「アレッタ」は、ブロッコリーとケールを掛け合わせたナバナ類の野菜で、葉・茎・蕾(つぼみ)を食べる。炒め物やおひたし、天ぷらなどに合い、栄養面ではビタミンKやカロテンなどが豊富だ。
 同JA管内では、昨年度から生産を開始。現在、同JA「野菜塾」の卒業生からなる「野菜づくり研究会」のメンバー11人が、伊勢市と玉城町のほ場合わせて約23㌃で栽培している。

目揃え会では、市場情勢のほか、頂花蕾の収穫方法や出荷規格について確認。今期は、今月20日から頂花蕾(ちょうからい)の出荷を始め、2月以降に側枝を順次収穫し、合計約5000袋(1袋=200㌘)を名古屋市場に向けて出荷する予定だ。
 同JA担当者は「定植後の台風や大雨による生育遅れもあり、昨年度よりも10日遅い出荷となるが、品質は申し分ない。今後も、定期的に現地研修会等を開き、栽培技術の向上と安定出荷を目指していく」と話す。

「菜園塾」第3期生27人修了式/新たな地域の担い手へ【JA松阪】

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JA松阪は16日、松阪市伊勢寺町の西部営農振興センターで「菜園塾」第3期生の修了式を行った。
 「菜園塾」は、農業知識や技術を習得し、野菜栽培で収入を得ることを目的に2011年度から開催。今年度、第3期生として27人の塾生が修了を迎えた。3月の開講式から1年を通して、毎月1回の講義と実習を行い、季節に応じた野菜作りを学んだほか、青果物卸売市場や県下ファーマーズマーケットを視察し、流通や地産地消の現状など、幅広く農業知識を深めた。

修了式では、同JAの山本清已理事営農経済部長が「菜園塾で学んだことを活かして、積極的に農業に取り組み、地域を盛り上げてほしい」と期待を込めて挨拶した。  
 JA全農みえ生産資材部肥料農薬課の吉田仁志氏より、「野菜栽培において、今後農薬を使用する機会が増えるが、チェックシートを活用し安全な防除に心掛けて、地域農業の担い手として頑張ってほしい」とエールを送った。

1年間のカリキュラムを修了した塾生の竹内昌代さん(50)は「野菜栽培について一から分かり易く指導してもらい、大変有意義な講習だった。今後は、自宅用の野菜栽培に取り組みながら、出荷を視野に頑張りたい」と今後の意欲を語った。

修了式後には懇親会が開かれ、塾生同士で野菜栽培の情報交換をしたり、営農指導員に栽培技術について質問したりなど、積極的な姿が見られ、今後の生産者としての活躍が期待される。

同JAでは2014年度も第4期菜園塾を開講し、2月から募集が始まる予定だ。


写真=修了証書を受け取る塾生

ブロッコリー・ナバナ気温上昇対策を確認【JA一志東部】

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JA一志東部秋冬野菜部会は、今年度2度目のブロッコリー・ナバナの目ぞろえ会を同JAの川北集荷場で開いた。部会員はじめ関係者32人が参加。これからの時期の、気温上昇に伴う栽培管理対策や注意点、着色基準の統一、出荷基準などを確認した。

県松阪地域農業改良普及センターの中村元彦主幹は「気温が上がると病害虫が発生しやすい。生育が早くなるので、取り遅れないよう注意してほしい」と呼び掛けた。JA全農みえや市場関係者からは、市場概況などの報告を受けた。
 今年のブロッコリーとナバナは、定植の時期に台風や長雨にさらされた影響で数量は少なめとなったものの、価格は高めに推移した。

同部会は81人で構成し、全体の栽培面積は11ヘクタール。ブロッコリーとナバナは69人が10ヘクタールで栽培。ブロッコリーは2月下旬、ナバナは4月下旬まで続き、県内を中心に合わせて73トンの出荷を見込んでいる。


写真=出荷基準を再確認する部会員

1等に笠松さん/ストック品評会【JA松阪】

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JA松阪花部会(青木恒男会長)は24日、松阪市黒部町のJA松阪きっする黒部で、2013年度ストック品評会を開いた。栽培技術と生産意欲の向上を目的に、管内の生産農家を対象に毎年、開催している。
 今年度は、管内の生産農家8戸が22点を出品し、同市伊勢寺町の笠松明美さんが1等の松阪市長賞・松阪農業協同組合理事長賞に輝いた。

会場には、パープルアイアンやホワイトアイアン、雪波、黄の舞などの品種が色とりどり並び、三重県中央農業改良普及センターの職員が、花の大きさや発色具合、バランスなどを入念に審査した。
 審査を行った同センター戸谷孝主幹は「例年より、開花が1月ほど遅れているが、ボリュームのある花つきで品質の良いストックに仕上がっている」と話した。

2013年産のストックは、8月下旬からの育苗期の猛暑で発芽不良が目立ち、10月の降雨と11月下旬からの冷え込みのため、出荷は例年より遅い12月中旬となったが、生育期の台風の被害もなく、品質は上々だ。
 同JA管内では、9戸の生産農家が約40アールで栽培。出荷は3月の彼岸頃まで続き、名古屋や県内の市場に出荷する予定だ。

その他の入賞者は以下の通り(敬称略)
▽2等=永井すみ子(稲木町)
▽3等1席=山敷きよ(殿村町)
▽同等2席=山本徹(山室町)
▽同等3席=久留内一彦(六根町)


写真=真剣な表情で審査をする県中央農業改良普及センター職員

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