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Channel: 三重県あぐりニュース – JA三重中央会
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伊勢茶品評会審査会 受賞者決まる

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三重県茶業会議所は3、4日の2日間、亀山市の三重県農業研究所茶業研究室で伊勢茶品評会審査会を開いた。9市町から、普通煎茶68点、深蒸し煎茶78点、かぶせ茶66点の合計212点が出品され、各茶種最高位の三重県知事賞(1等1席)には、普通煎茶の部で大台町の木下辰美さん、深蒸し煎茶の部で大台町の西村光弘さん、かぶせ茶の部で四日市市の鎌田俊充さんを選んだ。木下さんと鎌田さんには農林水産大臣賞が、西村さんには農林水産省生産局長賞が合わせて授与される。

今年の一番茶は、収穫は平年より2日早く、収穫量も平年と比較すると減少したものの、昨年よりは増加した。他産地の茶は年に4~5回程度収穫するのに対し、伊勢茶は年3回までに抑えていることもあり、濃く、味わい深い茶に仕上がっている。

審査は、8月下旬に機械による成分分析を行い、3日に官能で判定する内質審査と外観審査を行った。それを踏まえ、4日は茶商業者による価格評価を行い、総合的に判断するという三重県独自の方法で受賞者を決定した。中でも官能審査が最も重視され、内質審査では香りや水色、味を、外観審査では茶の形、色、つやなどを13人の審査員が審査した。

同会議所の田中利宜会頭(72)は「6月に就任し、茶業を取り巻く情勢は厳しいと感じているが、茶の伝統を守るために尽力していきたい。2016年秋に三重県で開催する全国お茶まつりに向け、安全・安心な伊勢茶づくりにより一層取り組んでいく」と話した。

審査講評と入賞者の表彰は、12月2日に津市のプラザ洞津で開く第41回伊勢茶振興大会で行う。


写真=内質検査で茶の香りを調べる審査員

そのほかの受賞者は次の通り(敬称略、かっこ内は市町)。
■普通煎茶の部
▽東海農政局長賞=大辻正俊(大紀町)
▽三重県議会議長賞=木下文代(大台町)
▽全国茶生産団体連合会長賞=西村守(大紀町)
▽全国茶商工業協同組合連合会理事長賞=中西智也(大台町)

■深蒸し煎茶の部
▽三重県議会議長賞=茶来まつさか㈱村田和也(松阪市)
▽日本茶業中央会長賞=西村陽子(大台町)
▽全国茶商工業協同組合連合会理事長賞=西村芳兵衛(大台町)
▽関西茶業協議会長賞=吉田英希(松阪市)

■かぶせ茶の部
▽東海農政局長賞=中西善行(度会町)
▽三重県議会議長賞=上田康博(鈴鹿市)


県内3ブロックで県議と意見交換【JAグループ三重】

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JAグループ三重は、自らが取り組む農業・農協改革への支援と理解を求めようと、県内3ブロックで県議会議員との意見交換会を開いた。農業・農協改革に関する正しい情報を提供し、改革が地域の実態に合ったものになるよう、県政に反映し、国政に地方の意見を伝えてもらうことが目的。
8日に南勢ブロックで8人、12日午前に中勢ブロックで15人、12日午後には北勢ブロックで17人、合計40人の県議会議員が参加。県内JA、中央会の代表者らと意見交換した。

意見交換会では、JA三重中央会が県内農業の現状や農業・農協改革の自己改革について説明。「JAグループ三重の自己改革宣言」として、組合員農家の所得増大や、JA・連合会・中央会が一致団結して「多彩な農業」と「元気な地域」を築くため、営農指導の再建と経済事業の革新に取り組んでいくことを報告した。
また、JAの代表から、中山間地の農業の現状や高齢化が進む地域で福祉事業や購買事業などで組合員の期待に応えるための取り組みを紹介した。

12日午前の意見交換会で、同中央会の奥野長衛会長は「中央集権的な発想ではなく、各地域、各JAで、どのようなあり方だったら良いのか論議していかなければいけない。地域の農業の実態に合わせた、農家のための農業改革としてほしい」と話した。
参加した議員からは「JA改革を間違うと地域が崩壊するので、慎重に対応すべき」「農家と農協の自己改革が基本であり、地方の声を国政に突き上げていきたい」などの意見が出た。


写真=地域農業の重要性に理解を示す県議会議員ら

新農政への対応を知事と意見交換【JAグループ三重】

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JAグループ三重は18日、三重県庁で県知事との意見交換会に出席した。中央会・各連合会役員の他、県知事、県関係者、農業団体関係者ら35人が出席した。意見交換会は今年で2回目。

鈴木英敬知事は「国の制度が変わっても、現場の生産者や消費者に混乱がないように、農業団体のみなさんと連携していくことが重要だ」と話した。

意見交換会で、JA三重中央会の奥野長衛会長は、新農政に対応し、農業の再生支援に向けて、JAが担い手へのきめ細やかな個別事業対応ができるよう「農業改良普及センター」「県農林水産事務所」の指導強化を求めた。
 他に、同グループからは、園芸生産振興に係る「価格安定制度」の拡充や、輸出に対応する園地拡大、シードセンターの改築支援、農業近代化資金に係る融通枠の拡大と県利子補給の都度承認化などを要望した。

県内の協同組合が交流で理解深める【中央会】

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三重県協同組合連絡協議会は9月30日、津市で三重県協同組合交流集会を開いた。昨年に続き2回目。
 JAグループ三重や県生協連、県漁連、県労福協、県中小企業団体中央会などの役職員や関係者ら180人が参加。各組織の若手職員9人が職場の紹介や働きがい、協同組合への想いなどを語り、互いの組織に対する理解を深めた。

JAグループ三重の奥野長衛会長は「組織どうし、普段はなかなか交流することはないが、互いの業務や想いを理解して、協同組合の良さを知ってもらいたい」と話した。
 組織紹介した若手職員らは、仕事上の悩みや苦労を打ち明け、組合員や地域住民と向き合うことで、協同組合としての役割を果たしていこうと想いを共有した。

交流集会では三重大学の青木雅生准教授をコーディネーターにパネルディスカッションも行った。青木准教授は「組織の交流の機会をもつことで、今までの経験に新しい視点が加わったのではないか。若手の皆さんの話に、明日からの仕事の取り組みが見えた」と述べた。

乳和食作りで高齢者の健康学ぶ【中央会】

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JA三重中央会は、9月30日にJA伊勢玉城支店で、3日に津市芸濃保健センターで「JA健康寿命100歳プロジェクトボランティアフォロー研修会」を開いた。
 助け合い組織のメンバーやJA職員を対象に、地域の高齢者福祉の活動に対する取り組みの活性化と意欲の向上を図ることが目的。両日あわせて70人が参加。高齢者向けの料理教室と歯あわせ体操、介護保険制度をテーマに行った。

高齢者向けの料理教室では、家の光地方講師の秦佐知子氏が牛乳で和食を減塩する「乳和食」のメニューについて説明し、実際に参加者全員で料理に取り組んだ。参加者は「ヘルシーで高タンパクで、総合的に高齢者にとって好ましい」と話した。

三重県健康福祉部長寿介護課の河内秀樹主査は介護保険制度をとりまく状況と介護保険制度の改正について講義。河内主査は「2015年度から介護予防給付の訪問介護と通所介護が地域支援事業に移行される。市町村が中心となって企画・立案するには、ボランティアの育成が今後の課題だ」と話した。


写真=乳和食を調理する参加者

地域のためのJAへ、役員の意識高める【中央会】

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JA三重中央会は9日、津市で2014年度役員研修会を開いた。JAのトップ層に、環境の変化に対応できる知識を啓発し、JAの組織運営や経営戦略に活用することが目的。県内12JAと連合会の役員ら約370人が参加した。

同中央会の奥野長衛会長は「いわれのないJAバッシングが続いているが、我々は農業振興と地域活性化の役割を果たしていかなければいけない。JAのトップである皆さんが現状についてきちんと認識し、JAを引っ張ってもらいたい」と挨拶した。

研修会では、衆議院議員で自民党の森山ひろしTPP対策委員長が「農業・農協改革について」と題して基調報告した。政府与党がこれから議論するJA改革の項目について説明し、JAに農業所得の増大と地域貢献の取組みを期待すると話した。

また、新ふくしま農業協同組合の菅野孝志組合長が「ど真ん中にあるJAを目指して」と題して講演。職員教育に取り組む先進JAとして、広報活動や教育文化活動などの効果的な事例を紹介した。菅野組合長は「組合員活動をプロデュース・コーディネイト・オルグする職員の熱意・本気・使命感が必要」と話した。

育苗ハウス育ちのメロン、念願の初出荷【JAいがほくぶ】

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伊賀市千貝地区の西川敏光さん(81)は、遊休期間中の育苗ハウスの有効活用として今年の7月から本格的に栽培に取り組んできたアールスメロンを、道の駅あやまに初出荷した。初日の18日には、伊賀地域で栽培されるメロンは珍しいため来場者の注目を集め、出荷した10個は完売した。

メロンは1つあたり1.5キロとやや小ぶりだが、しっかり身が詰まっていて甘みも十分だという。西川さんは、道の駅あやまなど地元の直売所に、10日間で100個ほどの出荷を見込んでいる。

西川さんが育てたメロンは130株。栽培した株すべてに実がついた。育苗施設であるハウスの地面は耕さず、肥料袋をポットとして利用してメロンを栽培している。5月から育てた25株の試験株すべてにメロンがついたため、10月に出荷するメロンの栽培に踏み切ったという。
 今年の栽培の成功を受けて、今後は出荷数を徐々に増やしていく予定で、来年は120個の出荷を目指している。

生産者の増加にも力を入れており、現在JAから同じように育苗ハウスを持つ生産者7~8人に声をかけているほか、西川さんのハウスにも5人ほどが見学に訪れ、来年の栽培を目指している。

西川さんは「来年からは夏の出荷を計画している。稲作と時期が重なるので忙しいが、やるからにはしっかり取り組むつもりだ」と語った。


写真=直売所にメロンをならべる西川さん

第39回三重県「ごはん・お米とわたし」作文・図画コンクール結果【中央会】

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JA三重中央会は17日、第39回三重県「ごはん・お米とわたし」作文・図画コンクールの審査を行った。三重県知事賞に、作文部門で伊賀市立緑ヶ丘中学校1年の川口弘基さん、図画部門で鈴鹿市立白子中学校1年の内山葉月さんを選んだ。そのほか、作文・図画各5点の入賞と学校賞2校を決めた。

同コンクールは、次世代の子どもたちに日本の食卓と国土を豊かに作り上げてきた稲作農業全般について学びを深めてもらい、お米・ごはん食の重要性を広く周知することを目的として県内小・中学生を対象に実施したもの。194校から、作文279点、図画1108点の応募があった。

入賞者は以下の通り(敬称略)。
◇作文部門
▽三重県知事賞=川口弘基(伊賀市立緑ヶ丘中学校1年)
▽三重県教育委員会教育長賞=川口葵衣(松阪市立港小学校6年)
▽三重県農業協同組合中央会会長賞=河村しほり(四日市市立港中学校3年)
▽全国農業協同組合連合会三重県本部県本部長賞=川崎凛空(名張市立桔梗が丘東小学校3年)
▽三重県米麦協会会長賞=松本朱理(津市立櫛形小学校1年)
▽学校賞(中央会会長賞)=南伊勢町立南島中学校

◇図画部門
▽三重県知事賞=内山葉月(鈴鹿市立白子中学校1年)
▽三重県教育委員会教育長賞=山川夏輝(津市立榊原小学校5年)
▽三重県農業協同組合中央会会長賞=小倉那菜(大紀町立大宮小学校5年)
▽全国農業協同組合連合会三重県本部県本部長賞=南出藍志(玉城町立外城田小学校3年)
▽三重県米麦協会会長賞=安富莉央(鈴鹿市立白子中学校3年)
▽学校賞(中央会会長賞)=志摩市立鵜方小学校


松阪牛女王に永田さん「おふくひめ」/第65回松阪肉牛共進会

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三重県松阪市で23日、第65回松阪肉牛共進会が開かれ、最高位となる優秀賞1席に、松阪市の永田憲明さん(47)が出品した「おふくひめ」が輝いた。永田さんは「毎年1席を目指してやっているのでうれしい」と喜びを語った。共進会後のせりでは2350万円の値がつき、株式会社朝日屋(津市)が落札した。せりの平均値は283万4000円だった。

同共進会は、兵庫県産のもと牛を、決められた地域内で900日以上肥育した「特産松阪牛」を対象にしたもの。50頭が出品され、審査員5人が肉付きや毛並みなどで審査した。今年は5年に1度の記念大会として、松阪肉牛の品質向上や生産振興に貢献した功労者の表彰や、餅まきを行なったほか、市制10周年プレイベントとしてメモリアル花火大会も行われ、関係者や地域住民らでにぎわった。

「おふくひめ」は、父が「丸福土井」、母の父が「福芳土井」。2011年2月7日生まれで、体重は688㌔。出品された松阪牛はどれも品質の良いものだったが、その中でも「肉付きにボリューム感があり、バランスが良い。毛並みも良く、横から見た曲線がなめらかで張りもあり、きれい」と絶賛された。審査員全員の意見が一致して受賞が決まった。

永田さんは「おふくひめ」について、「エサもよく食べ、病気もせず、手のかからない牛だった。松阪牛独特のやわらかい毛は近年ではなかなか出ない良さだ」と自信を見せた。

永田さんは父親の代から約50年松阪肉牛を肥育し、優秀賞1席の獲得は父親が10回、永田さんも今回で3回目。「何回取ってもうれしいもの」と笑顔で語った。


写真=優秀賞1席の「おふくひめ」と永田さん(23日、三重県松阪市で)

その他の優秀賞受賞者は以下のとおり。
▽2席=北村幸成「まるこ」(大紀町)
▽3席=畑敬四郎「はなひら」(多気町)
▽4席=岡本有喜「こすもす」(大台町)
▽5席=岡田一彦「ふくみ」(大紀町)

三重県知事賞に中村さん/次郎柿品評会【JA伊勢】

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JA伊勢経済1課果実・野菜グループはこのほど、度会郡玉城町の同JA玉城支店で、次郎柿品評会を行った。同JA柿部会玉城支部の部会員から24点が出品され、着色や玉ぞろい、糖度などの6項目で審査。同町の中村幸司さんが三重県知事賞に輝いたほか、7人が受賞した。

品評会は、次郎柿の品質向上や生産者の技術向上、産地の発展を目的に開催し、今年で27回目。出品された次郎柿は、後日同支店で開かれた「第27回玉城・城田アグリフェスティバル」で展示され、来場した地域住民にPRした。

同町で栽培されている次郎柿は、大きな四角形の実が特徴の甘柿。玉城町の特産品として親しまれ、2008年には「みえの伝統果実」に認定された。同JAでは部会員114人が32.5ヘクタールで栽培しており、今年度は今月24日までに約180トンが名古屋と県内の市場に出荷された。


写真=「第26回玉城・城田アグリフェスティバル」で展示された次郎柿

JAみえ女性部家の光愛読者のつどい【中央会】

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JA三重中央会とJAみえ女性連絡会議は3日、津市で「JAみえ女性部家の光愛読者のつどい」を開いた。県内の女性部員ら約300人が参加。家の光記事活用体験発表では、県内から代表者4人が出場し、最優秀賞にJA多気郡女性部の中西とし子さんが選ばれた。中西さんは、県代表として、来年2月に横浜市で開かれる全国家の光大会に出場する。

中西さんは、自身の介護経験から、介護を受ける側とする側双方へのサポートの重要性を感じ、JA助け合い組織の一員として「ふらっとほーむ」の開設に尽力した。「ふらっときてみて」と名付けたふらっとほーむの活動では、手芸や料理などを楽しむ。家の光に掲載される工作や料理レシピを大いに活用し、参加者が手を動かしながら笑って過ごせる場所作りに取り組んでいる。

同つどいでは、普及優良JAの表彰を行ったほか、「フレッシュミズの主張」三重県コンクールで最優秀賞を受賞した、JA鳥羽志摩女性部フレッシュミズ「おむすび」の平石恵里香さんが発表し、同賞の表彰を行った。

記念講演では、「くいだおれ人形」で有名な株式会社くいだおれの柿木道子会長が「お客様の喜ばれる顔がうれしくて~地産地消と女性力」と題して講演。波乱万丈な人生の中で感じた食や農への思いを、食を扱う商売人として、女性ならではの視点で語った。

記事活動体験発表の優秀賞は次の通り。
▽佐藤奈加子(JAみえきた女性部)
▽落合光子(JA鈴鹿女性部)
▽若林惠子(JA伊賀南部女性部)


写真=最優秀賞に選ばれた中西さん

JAグループ三重が新春賀詞交歓会【中央会】

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JAグループ三重は8日、津市内のホテルで新春賀詞交歓会を開いた。県内JAや中央会、各連合会や関係機関の代表者ら約100人が出席。JA自己改革や農業・農村振興など、JAグループ三重が今年取り組むべき課題を確認した。

JAグループ三重の奥野長衛会長はあいさつで「今年は将来のJAのあり方を見据えていかなければならない年。苦しいときこそ協同の理念に立ち返り、上を向いてしっかりと歩いていきたい」と話した。その上で、「協同組合を作りかえるくらいの気持ちで、新しい出発の年にしたい」と述べ、地域に根ざした事業を実践していく決意を示した。

同交歓会には、三重県の石垣英一副知事と三重県議会の永田正巳議長が来賓として出席。石垣副知事は鈴木英敬知事の代読として「国が進める地方創生には、農業・農村の振興が不可欠。県としても農地集積や農産物の輸出拡大などに取り組み、攻めの農林水産業として力を入れていきたい」と述べ、三重県農業の発展に期待を込めた。


写真=賀詞交歓会であいさつする奥野会長(8日、三重県津市で)

ワーキングパパと知事との育児男子トーク【中央会】

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男性の育児参画を応援しようと、鈴木英敬三重県知事と子育て中の男性職員が意見交換する「ワーキングパパと知事との育児男子トーク」が9日、津市のJA三重健保会館であり、JAグループ三重の連合会男性職員6人が育児への思いや県への支援要望などを語った。

参加した職員は「生まれたばかりの子どもと24時間一緒にいる妻は大変。妻のストレス解消のためにはどうしたらよいか」「入園する保育園が決まっておらず、妻の育休明け後が不安」など、日頃の家庭生活や子育てについての悩みを打ち明けた。
 また、「子どもたちに地産地消の大切さや安全・安心な県産農産物をアピールしてほしい」と要望した。

鈴木知事は「食育や自然との関わりなど、JAらしい話が聞けた。食や農に関わる皆さんが、父親の食育モデルを作って、トップランナーになってほしい」と話した。

この取り組みは、県の「みえの育児男子プロジェクト」の一環。育児に参加するいわゆる「イクメン」が、子どもの成長を重視した子育てを実現できるよう、応援しようというもの。
 知事自らが取り組みを説明することで、企業における男性の育児参画の普及を啓発し、働く父親の子育てに対する思いや必要な支援などについて、意見交換を図っている。
 これまでに県内の企業4社で実施。県では今後、「みえの育児男子アドバイザー」の養成などで、仕事と育児の両立を大切にする風土づくりに努めるとしている。


写真=日頃の子育てに対する思いを語る鈴木知事㊧

「嬉野大根」県内中心に約40トン見込む【一志東部】

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JA一志東部露地大根部会は14日、特産「嬉野大根」の目ぞろえ会を松阪市嬉野川北町にある同JAの川北集荷場で開き、関係者14人が参加した。品質確保に向け、見本を使って出荷規格や箱詰め方法、収穫時の注意事項などを確認した。

今年は、播種時期から生育初期に2回の台風の影響で降水量が多く推移。12月上旬から急激に気温の低下が進んだため、生育が遅れているが、病害虫の被害は少なく、品質は保っている。出荷量は約40トンで、県内を中心に3月上旬まで続く。
 目ぞろえ会では、県松阪地域農業改良普及センターが生育状況、今後の栽培管理を指導。市場関係者からも市場概況の説明があり、生産者は熱心に耳を傾けた。

JA営農指導課の脇田明典営農指導員は「商品ブランドを保つために、出荷規格を厳守するとともに、異物混入には十分注意を払ってほしい」と呼びかけた。

同部会では、部会員7人が約110アールで栽培。今年度は1月5日から出荷が始まっている。収穫し運び込まれたダイコンは、規格・品質の均一化を図るために抜き打ち検査を行うなどの取り組みで、市場関係者や消費者から信頼を得ている。
 1月27日、28日には、松阪市学校給食で「嬉野大根」が使用されるなど地域の特産品としても人気が高い。


写真=出荷規格を確認する関係者

震災から20年/「おむすびの日」に「結びの神」食べて【全農みえ】

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1月17日は「おむすびの日」。米の重要性をPRしようと、みえの米ブランド化推進会議(事務局=JA全農みえ米穀課)は15日から17日まで、津市栄町のJA三重ビル食堂などで県産ブランド米「結びの神」を使ったおむすびを販売し、連合会役職員や県職員、消費者らに米消費拡大を訴えている。

15日・16日の両日、JA三重ビルの食堂「レストランみずほ」では、おむすびを各日100個限定で販売。価格は1個50円(税込)。16日は県庁食堂(津市広明町)でも、おむすびを限定メニューで50食提供した。

15日の昼休みに、JAビル食堂で3種類の味のおむすびがついた日替わり定食を食べた職員のグループは、「ふっくら、もっちりとしていておいしい」「おむすびだと、いつもよりたくさんごはんを食べられる」と話した。おむすびは好評のうちに完売した。

同会議事務局の担当者は、「『おむすびの日』も『結びの神』も、『人と人の結びつき』『心のつながり』がテーマ。こうしたコラボレーション企画でのPRを通じ、『結びの神』の認知度向上と県産米の消費拡大につなげたい」と話す。

「おむすびの日」は、1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災で、多くの被災者がおむすびの炊き出しから希望とぬくもりを得たという経験をきっかけに、米・ごはんの大切さを再認識し、次世代に語り継いでいこうと、「ごはんを食べよう国民運動推進協議会(事務局=兵庫県)」が定めた。2000年に日本記念日協会に登録された。


写真=「結びの神」のおむすびを食べながら談笑する職員(JA三重ビル食堂「レストランみずほ」で)


「JA三重のめぐり米」関ドライブインで【全農みえ】

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JA全農みえは、亀山市関町の名阪関ドライブイン内のレストランなどで提供されるご飯に、県内各産地の生産者の米を月替わりで供給し、県産米のPRに取り組んでいる。県外の利用客に県産米をPRするだけでなく、地元の利用客にも県内の産地や米の品種を知ってもらうことが狙い。こだわりの米をふっくらと炊いたご飯で味わえると、評判は上々だ。

同県本部パールライス販売課は2013年度から、県内12JAの薦める生産者が育てた米を会員に毎月届ける、パールライス頒布会「JA三重のめぐり米」を展開。2年目となる今年度は、従来の頒布会方式に加え、各産地の自慢の米をご飯として消費者に提供しようと、頒布会の趣旨に賛同した同施設に10月から精米供給を開始した。

同課は、月替わりで県内生産者の顔の見える米を使ったご飯が提供されることで、レストランや売店の利用者増加と県産米の認知度向上の相乗効果に期待を寄せる。

同施設は、名阪国道と伊勢自動車道の分岐点の関インターに位置し、県内外からの多くの利用客でにぎわう。「JA三重のめぐり米」を炊きあげたご飯は、施設内の「れすとらん関亭」などで郷土の食材を生かした料理とともに提供される。また、売店で販売する自社商品のおむすびや弁当に使用される。

JA全農みえの担当者は「生産者を前面にしたPR展開で、県産米の商品力向上をはかり、県産米のファン層や消費の拡大につなげたい」と話す。

「JA三重のめぐり米」は、一口5キロ。同県本部パールライスセンターで精米・袋詰めをする。14年12月現在、頒布会員は約300口。申し込みは、県内JAやパールライス取扱米穀店まで。


写真=「JA三重のめぐり米」楽しめる多彩なメニュー(「れすとらん関亭」で)

完熟堆肥散布で「環境保全型農業」【津安芸】

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JA津安芸施設利用課は12月中旬から、地元畜産農家が供給した完熟堆肥を同JA管内の約7.1ヘクタールの圃場に散布している。「環境保全型農業」への取組みの一環として、1999年から始まり、今年で16年目。
 JAは、今回初めて、対象地区の生産者に向けて「土作り」に関するアンケートを行った。調査をしたことで、堆肥散布の新規申し込みもあり、現在、近隣の環境に配慮して散布の準備を進めている。
 散布は1月下旬まで行う。

アンケートはJAの堆肥散布のPRと、生産者が稲の生育を左右する土づくりに関心を持っているかを把握するのが目的。
 質問項目は、①経営形態と年齢②水稲の耕地面積③土づくりでの工夫の有無④工夫の内容(土壌改良やもみ殻、米ぬか、堆肥の散布)⑤JAの堆肥散布利用検討の有無⑥検討する場合の基準(地力向上の効果、散布料金)⑦土壌診断の希望――など。
 アンケート結果は、近年の異常気象に負けない強い稲づくりと環境にやさしい農業の実践に反映していく。

完熟堆肥は、原料の有機物がよく分解し発酵したものを使用している。臭いも少なく環境負荷も抑えられる上、減化学肥料が期待できる。

JA管内では、この取り組みによって地力が向上し、良質米を生産している。安東地区で89年から、一身田地区では92年から、農水省のガイドラインに特別栽培米を生産。「栽培自慢」「みえの安心食材」の認証を取得している。

JAでは今後も、堆肥散布の重要性を広め、自然有機物を使用した環境にやさしい農業を実践していく考えだ。


写真=完熟堆肥を散布している様子


写真=散布機に完熟堆肥を補充する

「アレッタ」22日初出荷【JA伊勢】

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JA伊勢経済部は13日、伊勢市小俣町の同JA小俣集荷場で、「アレッタ」生産者を対象に目ぞろえ会を開いた。市場情勢のほか、頂花蕾の収穫方法や出荷規格について確認。
今期は、今月22日から頂花蕾の出荷を始め、2月中旬以降に側枝を順次収穫し、合計約1万袋(1袋=頂花蕾200グラム、側枝150グラム)を県内と名古屋市場に向け出荷する予定だ。

「アレッタ」はブロッコリーとケールを掛け合わせたナバナ類に分類される野菜で、葉・茎・蕾(つぼみ)を食べる。炒め物やおひたし、天ぷらなどの食材として使われ、栄養面ではビタミンKやカロテンなどが豊富だ。頂花蕾(ちょうからい)を収穫後、次に出てくる側枝を収穫する。

JA管内では、アレッタを生育し始めて今年度で3年目。現在、同JA「野菜塾」の卒業生からなる「野菜づくり研究会」のメンバー11人が、伊勢市と玉城町のほ場合わせて約30.5アールで栽培している。
同JA担当者は「定植のばらつきから農家によって生育に差があるものの、台風による被害はなく、品質は申し分ない。今後も、定期的に現地研修会等を開き、栽培技術の向上と安定出荷を目指していく」と話す。


写真=出荷規格を確認する生産者ら(伊勢市小俣町のJA伊勢小俣集荷場で)

“三重の「食」と「農」を次代につなぐ農家のつどい”を開催しました【中央会】

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JA三重中央会は5日、県総合文化会館中ホールで、三重の「食」と「農」を次代につなぐ農家のつどいを開いた。県内農畜産物の生産者代表やJAグループ三重の役職員、農業団体関係者ら約1000人が参加。生産者と農業関係団体の力を結集し、協同の力で地域農業を盛り上げることが狙いだ。


写真=ガンバロウ三唱で結束を確認する農家と農業関係者ら

つどいでは、県内で家族農業や地域農業を守っている農家4人と2JAが取り組みを報告。このうち、桑名市長島町の伊藤和子さんは、郷土料理を守ろうと、加工施設「すし工房なばな」を2005年に設立。2014年度、第44回日本農業賞を受賞し、同つどいでNHK津放送局の岸本多万重局長が表彰状を授与した。


写真=「すし工房なばな」のメンバーにお祝いの言葉をかける岸本局長㊧

また、県漁業協同組合連合会、生活協同組合コープみえ、県中小企業団体中央会が農業・農家・JAへ応援メッセージを贈ったほか、「三重の食と農を次代につなぐ宣言」を採択。多くの県民や関係機関が、ともに「食と農」を次代へつなぐために取り組むことを確認した。

JAグループ三重は今後、三重県特有の「多彩な農業」と、農家が主役の「元気な地域」を次代につないでいこうと、家族農業を中心とした担い手の営農と地域住民の生活を支援するための事業を拡充する。
 同中央会の奥野長衛会長は「三重県は、温暖な気候に恵まれ、まだまだ農業には可能性を秘めている。もっと若い人にも農業に参加してもらい、たくさんのおいしい農畜産物を作ってもらいたい。そのため、JAグループ三重は、営農と生活の両面でしっかりと支え、農家の皆さんとがんばっていく」と力を込めた。

鈴木英敬知事は「三重県は、コメやイチゴをはじめ、おいしい農産物がたくさんあり、まさに“多彩な農業”が営まれている。私は売り込むことが得意なので、一緒に三重県ブランドを広めていくため、力になっていきたい」と話した。

開会前には、JAや女性部、関係団体の加工品やイチゴ等の販売も行い、会場は一般消費者も含め大勢の来場者でにぎわった。

「三重の農産品応援本部」看板掲出式

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JAグループ三重は6月29日、「三重の農産品応援本部」の看板掲出式を行いました。

「三重の農産品応援本部」は三重県の農畜産物を国内外にPRしたり、農商工連携や六次産業化、農畜産物輸出などの取組への支援を目的として設置。 産官学が連携して三重県の農業を発展させていくとの想いから、看板の題字は三重大学の駒田美弘学長に執筆を依頼し、鈴木英敬三重県知事とJA三重中央会の奥野長衛会長が看板の掲出をしました。

JAグループ三重では平成26年度に農業生産の拡大や農業所得の増大などを目的とした「営農経済事業改革戦略」を策定しており、今年4月には同戦略の実践支援部署として「JA事業サポートセンター」を立ち上げています。このたび同センターを「三重の農産品応援本部」に位置付け、奥野会長を統括本部長として、様々な取組を積極的に対外発信していくこととしています。
 

M中央会 片岡威登 三重の農畜産物を応援/看板掲出式
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