JAいがほくぶぶどう部会は29日、同JA上野西総合支店で出荷目ぞろえ会を行った。ブドウ生産者や市場関係者ら15人が参加し、伊賀産の「巨峰」や「伊賀乙女(安芸クイーン)」「シャインマスカット」の情勢や出荷規格、出荷日程などについて確認した。
今年は、少々色づきが遅れているものの、日照時間、気温共に平年を上回る気象だったため、全品種とも平年並みとなる約6トンの収穫量を見込んでいる。8月5日~10日の月遅れ盆前にピークを迎える。
目ぞろえ会では、出荷日程を確認した後、箱詰めしたサンプルのブドウの色をカラーチャートと見比べながら、規格・等級等の確認作業や糖度の測定を行った。農家らは市場関係者らと「この色と大きさで特秀になるか」「まだ色が乗り切ってないな」などと話しながら、真剣な面持ちで確認していた。
比較的新しい品種の「シャインマスカット」は、これまでも同JA管内で生産を行ってきたが、今年から試験的に贈答用としての販売を始めるため、専用の化粧箱を製作する。
部員らは、果実の設定重量や、よりブドウの実を美しく見せる箱の形状や色など、細かく検討した。その結果、600~700㌘の果実が入る大きさで、キャラクター「伊賀丸くん」と「シャインマスカット」のイラストが入ったデザインを選んだ。今後、箱が製作され次第、贈答用の販売を始める予定だ。